スローブローヒューズは鈍感なヒューズ
ヒューズは、定格の容量をきちんと決めないと普段の用途でも切れてしまうこともありますし、逆に不安全の状態になっても、切れないままになってしまうこともあります。そして、ヒューズの定格を決める上で厄介なのが、突入電流の存在です。たとえば、普段は数Aほどの電流で駆動するモーター素子があったとして、そのモーターは起動の瞬間は数十Aといった10倍近く、もしくはそれ以上の突入電流が流れます。   普通のヒューズは、この突入電流により溶断してしまう可能性があります。そういった時に使うのが、スローブローヒューズです。このヒューズの特徴は、「鈍感」であることです。つまり、スローブローヒューズは、突入電流のように瞬間的な大電流が流れても溶断しにくい特性になっています。このため、先のモーターや、  スローブローヒューズは、定格電流の2倍程度の電流であれば数秒は溶断することがないものが多いです。定格電流の10倍であっても、ミリ秒単位であれば、溶断されずに持つものもあります。突入電流が大きい素子を繋ぐラインには、スローブローヒューズを使うことは勿論ですが、実際の突入電流が何Aほどで、最大何秒流れるかというのを正確に測定する必要があります。  当然、スローブローヒューズの鈍感という特性は、時にデメリットにもなり得ます。急激な電流変化があった時、本来は、溶断して欲しい場面でも、ヒューズが持ってしまうことで、その先の素子が破壊されるということもあり得るからです。溶断される電流量を流した際に、その電源ラインが不安全にならないことをしっかりと確認しておくことも重要です。

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